カスヤの森現代美術館

平川恒太
“Talk to the silence”

2021年 10月2日[土] – 12月19日[日]

◆ 9月20日[月]‐10月1日[金]は展示替えのため休館になります
Trinitite- Compatriots on Saipan Island Remain Faithful to the End  2013

平川恒太 “Talk to the silence”

2021年10月2日]- 12月19日[日]
10:00-17:30(入館は17:00まで)
毎週:月・火・水曜休館

入館料/一般700円、学生600円(小学生400円)

◆ 10月2日[土]は作家が在館しております。

助成:公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団

 対話イベント:『黒く染められたバラのゆくへ ― 4日間の小さな対話』(希望者参加型)
11月25日〜28日の4日間、展覧会場にて作者の平川恒太が来館者との対話に応じます。出展作品についてや、政治、宗教、音楽、愛、美術どんな対話にも応じます。

■ 当館では現在、国、県からの要請を遵守し、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を講じた上で平常通り開館しております。
■ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会期等が変更となる場合がございます。詳細につきましては、美術館までお問い合わせください。

 平川恒太は、2013年に東京芸術大学 絵画専攻 修士課程修了後、森美術館で開催された「カタストロフと美術のちから」(2018)や「さいたま国際芸術祭2020」などの展覧会に参加してきました。
 本展では、カスヤの森現代美術館が教会をイメージして建てられていることに着目し祭壇画などのキリスト教美術からのイメージや手法を用いながら、平川が予てより取り組む「記憶のケイショウ」をテーマに新作を発表します。「ケイショウ」とは「継承、警鐘、形象」など複数の意味をもちます。本展では、私たちの記憶から失われていく歴史に、リサーチを通して対話するように制作された作品によって展覧会が構成されます。

何光年も旅した星々の光 は私たちの記憶を繋ぎ星座を描くー大熊座 2018

 主な出展作品として、従軍記章を用いたシリーズ『何光年も旅した星々の光は私たちの記憶を繋ぎ星座を描く』の新作のインスタレーションや、日本の永久貸与の戦争画を黒一色で模写をしたシリーズ『Trinitite』、振り子時計を用いた新シリーズ『The Bells』、石棺の新作『sarcophagus』などを発表します。

『Trinitite』

本シリーズは第二次世界大戦時に日本軍の指示により藤田嗣治や宮本三郎といった日本の大家達が描いた戦争画を原寸のサイズで黒一色を用い模写をしています。 黒という、描くのも見るのも困難な絵の具を何層にも重ね、失われて行く戦争の記憶を当時の画家の身体感覚や感情などを追体験することで描き出そうとしています。見えない歴史に向き合いながら描き出すその行為は、現代の私たちの歴史との向き合い方によく似ています。 タイトルの「Trinitite」とは人類最初の原爆実験の際に生成された人工鉱物に由来しています。それは私が初めてこの鉱物と広島で出会った際に、この鉱物の背景を知らず美しいと思うが、すぐにこの鉱物が生成された背景を知り、そこに死の記憶を感じた経験からつけられています。 本作品も美しい絵画の裏に死の記憶を隠しています。

Kota Hirakawa “ Talk to the silence

October 2 (Sat) - December 19 (Sun) 2021
10:00 - 17:30 (Last admission 17:00)
Closed on Mondays, Tuesdays and Wednesdays

Admission:
700 yen for adults
600 yen for students
400 yen for elementary school students

Subsidized by
The Mitsubishi UFJ Trust Cultural Foundation