文芸のまなざしII
三國連太郎・小平桂一・高橋睦郎・辻厚成・飯沢耕太郎

2009年10月9日(金)〜12月6日(日)
A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
入館料/通常料金 500円

※お知らせ 常設展示室の「ヨーゼフ・ボイス」コレクションは
2009年10月31日〜2010年1月24日の間 水戸芸術館で開催される
「 Beuys in Japan:ボイスがいた8日間 」に貸出協力するため、
10月21日以降展示内容が大幅に変更になります。
(ご覧頂けない作品があることをご了承下さい)


News! 2009年11月25日〜2010年1月31日
第二展示室にてヨーゼフ・ボイスのマルティプル作品展を開催中です。

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●コレクション可能な現代美術作品をご紹介

第一展示室
文芸のまなざしII

 
今展は前回2005年に開催した「文芸のまなざし」と同様に各界で活躍されている5名の達人に出品いただき、本来の専門分野からはしばし離れ、各人の豊富な知識や経験による豊饒な感性の世界をさまざまな手法で表現していただきます。
三國連太郎氏(俳優)は多忙な俳優業の合間に日頃より親しみ、描きためている書や書画5点を出品。力強く迷いの無い筆使いからは、瞬間的に場の空気を支配し観衆の注目を集める俳優ならではの大胆さが感じられます。

小平桂一氏(天文学者)は現在生活の拠点を置くドイツで撮影された写真8点と自筆のメモ書きが加えられた天文図(写真)、日常を記したテキストなどを出品。絶えず流れていく日常の一瞬を切り取った風景と長時間におよぶ光の堆積によって捉えられた宇宙の姿。光、時間、距離といった要素が取り入れられ、時空の拡がりを感じさせる展示になっています。

高橋睦郎氏(詩人)は日常生活の中にある何気ない風景を詩人らしい繊細な「まなざし」で捉えた鉛筆画を出品。普段使い慣れた文字による表現ではなく、自由かつ伸びやかなタッチで描かれた作品からは日常を愛でる心持ちと温かな視線を感じます。

辻 厚成氏(陶芸家)は、今展のためのオリジナル作品(オブジェ)を新規作成、出品しております。幼少より本格的に造形に取り組んでこられた、辻氏ならではの「遊び」や「サプライズ」を感じさせる楽しい作品です。

飯沢耕太郎氏(写真評論家)は、これまでにも絵画やコラージュといった造型作品を数多く制作し発表していますが、今展では新たに描き上げた大作の水彩画を展示いたします。柔軟な感覚と優れた観察力で事物に接する飯沢氏ならではのユニークな世界観が良く現れた作品です。
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