22その鳥の名を知ったにしても、22
丸亀ひろや
HIROYA MARUGAME
2013年7月19日(金)〜8月25日(日)
A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
入館料/通常料金 500円
※ 8月26日(月)〜9月10日(火)は夏期休館になります、
ご来館の際はご注意下さい。


●8月7日(水)14:00〜納涼ワインパーティ

第二展示室
同時開催   遠藤年勇《MISC》

※ブログをはじめました。美術館からのお知らせや日々の様子をお伝えします。


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第一展示室

その鳥の名を知ったにしても、
丸亀ひろや

 以前、ラジオである鳥のことを伝えていた。知らない鳥だった。鳥の名前というのは容姿や鳴き声の特徴をそのまま付けることが多いという。"冠叫び鳥"という名の鳥だった。観ることももちろん鳴き声を聞くこともなかったがその名前だけは記憶に刻まれた。
 "名もない花"という言い方の逆か?"名前だけがここにある鳥"とは。ぼくにとってその存在のしかたはやけにおかしくて不思議に感じられた。
 はぐらかすつもりはないけれど、作品について何か述べるなら遠回しにこんな話から何かを感じてもらうほかないだろう。 "見える"ことの不思議を感じない人は、"ある(この世界が、自分が)"ということの不思議さえいつの間にか忘れてしまう。誰だって子供のころはこの不思議な感覚に夢中だったはずなのに。
(
丸亀ひろや)
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