若江漢字 酒井忠康
「ヨーゼフ・ボイスの足型」
みすず書房 定価(本体4,200円+税)
|
内容紹介
前衛芸術家ヨーゼフ・ボイス(1921-86)の思想と芸術につよい関心をいだいた美術家の若江漢字が、
文化庁派遣によるドイツ滞在を利用してボイスの足型を石膏で取ったエピソードが本書の中核である。
このほか、ドイツ各地の作品探訪をもとに執筆したボイス論、84年の来日滞在記などをまとめ第1部とした。
第2部には、美術評論家の酒井忠康による若江作品の解説やエッセー、対談などを収録した。
“社会彫刻"という理念を掲げ、ヨーロッパはもとより日本においてもすでに神話的存在であったボイスに
果敢に挑んだ若江の手記「ボイス・ノート」は、その真髄に迫る第一級の記録である。
また若江のよき理解者=伴走者として、創造の現場に立ち会ってきた酒井の文章からは、旧知の作家との心温まる交感が伝わってくる。
没後25年を経てなお現代に示唆を与え続けるボイス思想をめぐり、 40年にわたり心を通わせてきた二人のコラボレーション。
単行本: 212ページ
出版社: みすず書房 (2013/5/25)
ISBN-10: 4622076772
ISBN-13: 978-4622076773
発売日: 2013/5/25
商品パッケージの寸法: 21.2 x 14.8 x 2.4 cm
|